大須賀技建株式会社は日本の昔ながらの伝統技法を現代に伝えようと、社寺仏閣にも携わってきました。そして、自社倉庫内で法隆寺五重塔を3分の1の縮尺(高さ11m・総檜づくり)で再現し、2009 年春ようやく完成しました。取り掛かりから3年以上の月日がかかりましたが、1万を超える部品を手づくりし、改めて伝統の技に感動しました。
■世界最古の木造建築
目木には現存する木造の塔(五重塔,三重塔,多宝塔など)が300基以上ある。
その中で法隆寺五重塔は世界最古の木造建築で、8世紀に再建されたと言われているが、五重塔の心柱は594年に伐採されたとされている。
■1000年以上倒れた記録がない
地震・台風の多い日本だが、五重塔が倒れたという記録はない。
なぜ地震・台風に強いのか、心柱と井桁の組み方、建物のバランスの良さ、使用木材量の多さなどの研究がされているが、未だ完全な解明はされていない。
■南朝のものさし
法隆寺五重塔は日本の尺(1尺≒303mm)ではなく、中国の南朝時代【西暦420〜589年】の尺(1尺≒245mm)でつくられている。
■桧は長寿命
桧は木目がまっすぐ通っており、材質は緻密、軽軟、粘りがあって、虫害・雨水・湿気に強い。
木材として、千年以上の寿命を持つ適材は桧だけと言われている。
法隆寺の建物は、ほぼヒノキ材で造られている。
主要な所はすべて樹齢一千年以上の桧が使われており、柱や梁・桁など重要な箇所は、すべて創建当時のままの桧である。
■オースガの五重塔づくり
部品はすべて手作りで、部材数は約一万点。
建築材は、建築現場で余った国産の桧を、全体の7割以上使用しています。